Self-introduction自己紹介

【ストーリー】
《地域防災》
防災や減災という言葉はよく耳にしますが、普段の生活の中でそれらを意識していられる時間はとても限られており、実際に考えたり、行動に移すというのはハードルが高いものです。
特にも子育て世代や仕事に忙しい日々を過ごしている世帯では、いつ起こるかわからない災害に対してよりも、日々の生活の中で起こりうる出来事やトラブルに対応するだけで手一杯…というのが本音ではないでしょうか。
私も市町村防災という業界に身を置き、防災・減災の大切さや備えのポイントを伝える仕事をしてきましたが、それらが普及・定着しているという実感を持てることは少なく、さらには東日本大震災から時が経過するとともに、みなさんの熱量が日に日に低下していくのを目の当たりにし、行政による普及啓発の難しさというものを痛感しました。
私自身も子育てのまっただ中におり(小学生の子どもがいます)、日ごろから防災や減災のことを考えるような余裕がないと感じる日々です。
しかし、消防・防災の業界に身を置いていた者として、日常生活の中で少しでも多くの方に防災・減災について意識してもらい『自らが考え、いざというときには行動に移せる』よう、そして、その行動が将来を担う子ども達の命を守ることに繋がってほしい。
そう考え、少しでもみなさんのお力になれるよう活動しています。

《消防通信指令》
消防通信指令分野は、地域住民からのS.O.Sである119番通報を受付け、災害から地域住民の生命・身体・財産を守る初動の要です。
しかし、指令管制員に必要な知識・技術をマニュアル化したり、“形式知”として伝承・教育することが非常に難しく、どの消防機関においても体系化された教育研修が行われていない分野です。
どのように研修をしたらよいのか、根拠や定義を知らないまま図上演習や訓練を実施してしまうと、意義に乏しく、定着しないものとなってしまいがちになります。
「組織内に通信指令の根幹を教えることができる人材がいない。」、「どうしても救急に傾いた研修になりがち。」という声も多く聞きます。
経験に基づく通報者との心理的なやりとり、指令システム操作におけるヒューマンエラーの防止、いかに効率よく現場と情報共有を行うための無線運用にするかを伝承します。

東日本大震災時には、被災した隣接沿岸自治体からの119番通報を迂回受信するという経験をしましたが、迂回受信は通信キャリアからの申し出からスタートし、国や都道府県が介在することなく、少ない情報の中で各種判断を迫られました。
被災地からの119番通報は、街全体が津波被害を受けたことから住所による聴取りが困難であり、地元通報者と土地勘に乏しい指令管制員とのやりとりで場所を特定する必要がありました。
大規模災害が発生した際、市町村の枠を越えた通報受信は今後もあり得る事態である反面で、未だに対応に関するフローやスキームが確立されていません。
経験からお伝えできる課題・問題を共有することで、今後のスキーム構築や体制づくりの一翼を担えればと考えています。

〘消防防災システムズとは〙
地域防災や消防通信指令の知見・経験を少しでもわかりやすく“システム的”に皆さんへ伝承・普及啓発したい、また、定性的でもあり暗黙知でもあるこれら知見を何らかの形でシステム化・パッケージ化したいという思いから、個人での活動ではありますが、「消防防災システムズ」という名称で活動しています。


【経歴】
■1976(S51)年3月 岩手県平泉町出身
■1999(H11)年度 県内消防本部 採用
 ・岩手・宮城内陸地震を経験
 ・高機能消防指令センターを2回設計・構築
 ・火山調査を担当
 ・東日本大震災を経験 他自治体の指令センター構築に携わる
 ・産学官連携事業(防災フォトロゲ)を企画、運営
 ・市防災部局課長補佐兼係長として防災・危機管理を担当
 ・大雨特別警報発表下の災害対策本部を運営
 ・県総合防災訓練の企画・計画・実施担当
 ・内閣府(防災)火山担当と連携し、火山避難促進施設避難確保計画を策定
■2021(R03)年度 消防署当直責任者(消防司令)を務め、退職(23年間勤務)
■2022(R04)年度 コンサルタント会社に就職
■2025(R07)年度 緊急通報サービス会社に転職


【主な資格、修了した研修など】
■防災士(№4134)
■岩手県地域防災サポーター
■岩手県学校防災アドバイザー
■内閣府 防災スペシャリスト養成研修
・総合監理    ・指揮統制    ・対策立案
・防災基礎    ・災害への備え  ・人材育成
・警報避難    ・応急活動及び資源管理
・被災者支援   ・復旧・復興
■総務省 災害医療救護通信エキスパート研修
・上級コース 修了
・実技指導補佐(VSAT,ワイドスター)
■市町村職員中央研修所
 災害に強いまちづくりと危機管理 修了
■総務省消防庁消防大学校
 危機管理・国民保護コース 修了
■人と防災未来センター
 災害対策専門研修「マネジメントコース」ベーシック 修了
■第一級陸上特殊無線技士
■(一社)日本フォトロゲイニング協会 監修者
■(公社)日本防犯設備協会認定 優良防犯設備士