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​Self-Introduction《自己紹介》

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岩手県出身

49歳

消防吏員として23年勤め、そのうち、通信指令分野を7年、市町村防災分野を6年経験。

通信指令分野では東日本大震災下における隣接自治体からの119番通報迂回受信を経験したほか、指令センター整備更新事業を2度担当(コンサルなしの自主設計、施工管理)。

 

防災分野では特別警報発表下における市災害対策本部の運営や、産学官連携の防災イベント事業、内閣府(防災)との協働による計画策定、県総合防災訓練の主担当となるなど、他機関・他業種との連携に強みを持つ。

Story《ストーリー》

《地域防災》

防災や減災という言葉はよく耳にしますが、普段の生活の中でそれらを意識していられる時間はとても限られており、実際に考えたり、行動に移すというのはハードルが高いものです。

特にも子育て世代や仕事に忙しい日々を過ごしている世帯では、いつ起こるかわからない災害に対してよりも、日々の生活の中で起こりうる出来事やトラブルに対応するだけで手一杯…というのが本音ではないでしょうか。

私も市町村消防・市町村防災という業界に身を置いて働いてきましたが、住民のみなさんに防災・減災の大切さや備えのポイントなどを伝えようと業務を推し進めても、それが地域に普及・定着しているという実感をもてることは少なく、さらには東日本大震災から時が経過するとともに住民のみなさんの熱量が日に日に低下していくのを体感し、自分の力不足や行政による普及啓発の難しさというものを痛感しました。

私自身も子育てのまっただ中におり(小学生の子どもがいます)、民間企業で働きつつ、日ごろから防災や減災のことを考えるような余裕はないなぁと感じる日々ではありますが、消防・防災の業界に身を置いていた者として、日常生活の中で少しでも多くの方に防災、減災について意識していただき、自らが考え、いざというときには行動に移してもらえるよう、そして、その行動が将来を担う子ども達の世代の命を守ることに繋がればと考え、防災・減災の普及啓発活動を行うこととしました。

《消防通信指令》

消防通信指令分野は、地域住民からのS.O.Sである119番通報を受付け、災害から地域住民の生命・身体・財産を守る最初の砦ではありますが、指令管制員に必要な知識・技術をマニュアル化したり、“形式知”として伝承・教育することが非常に難しく、どの消防機関においても体系化された教育研修が行われていない分野です。

どのように研修をしたらよいのか、根拠や定義を知らないまま図上演習や訓練を実施してしまうと、結果的に意義に乏しく、定着しないものとなってしまいがちになります。

経験に基づく通報者との心理的なやりとり、指令システム操作におけるヒューマンエラーの防止、いかに効率よく現場と情報共有を行うための無線運用にするかを伝承します。

東日本大震災時には、被災した隣接沿岸自治体からの119番通報を迂回受信するという経験をしましたが、迂回受信は通信キャリアからの申し出からスタートし、国や都道府県が介在することなく、少ない情報の中で各種判断を迫られました。

被災地からの119番通報は、街全体が津波被害を受けたことから住所による聴取りが困難であり、地元通報者と土地勘に乏しい指令管制員とのやりとりで場所を特定する必要がありました。

大規模災害が発生した際、市町村の枠を越えた通報受信は今後もあり得る事態である反面で、未だに対応に関するフローやスキームが確立されていません。経験からお伝えできる課題・問題を共有することで、今後のスキーム構築や体制づくりの​一翼を担えればと考えています。

〘消防防災システムズとは〙

地域防災や消防通信指令の知見・経験を少しでもわかりやすく“システム的”に皆さんへ伝承・普及啓発したい、また、定性的でもあり暗黙知でもあるこれら知見を何らかの形でシステム化・パッケージ化したいという思いから、個人での活動ではありますが、「消防防災システムズ」という名称で活動しています。

※システム構築、設計等の業務は領域としていません。ご了承ください。

​Profile《プロフィール》

千葉 幸也(ちば ゆきや)

【経歴】

■1976(S51)年3月 岩手県出身

■1999(H11)年度 県内消防本部 採用
 ・岩手・宮城内陸地震を経験

 ・高機能消防指令センターを2回設計・構築

 ・火山調査を担当

 ・東日本大震災を経験 他自治体の応急対策や指令センター構築に携わる

 ・産学官連携事業(防災フォトロゲ)を企画、運営

 ・市防災部局で課長補佐兼係長として防災・危機管理を担当

 ・令和元年東日本台風(台風19号)で大雨特別警報発表下の災害対策本部運営を経験

 ・県総合防災訓練の企画・計画・実施担当

 ・火山避難促進施設の避難確保計画を内閣府(防災)火山担当と連携し策定

■2021(R03)年度 消防署当直責任者(消防司令)を務め、退職(23年間勤務)

■2022(R04)年度 民間コンサルタント会社に就職

■2025(R07)年度 民間緊急通報サービス会社に転職

【主な資格・研修等】

■防災士(№4134)

岩手県地域防災サポーター

■岩手県学校防災アドバイザー

■内閣府 防災スペシャリスト養成研修
・総合監理コース   ・指揮統制コース  ・対策立案コース  ・防災基礎コース
・災害への備えコース ・人材育成コース  ・警報避難コース  ・応急活動・資源管理コース
・被災者支援コース  ・復旧・復興コース

■総務省 災害医療救護通信エキスパート研修
・上級コース 修了   ・実技指導補佐(VSAT,ワイドスター)

■市町村職員中央研修所
 災害に強いまちづくりと危機管理 修了

■総務省消防庁消防大学校
 危機管理・国民保護コース 修了

■人と防災未来センター
 災害対策専門研修「マネジメントコース」ベーシック 修了

■第一級陸上特殊無線技士

(一社)日本フォトロゲイニング協会 監修者

■(公社)日本防犯設備協会認定 防犯設備士

■(一財)家電製品協会認定 家電製品協会総合アドバイザー

■(一財)家電製品協会認定 スマートマスター

■ドローン検定協会 無人航空従事者試験1級(マルチコプター)

【講師実績】

消防現職時代

・住民向けの防災セミナーや各種研修、訓練、市職員研修の講師を多数務める。

・東日本大震災時の指令センター運営、119番迂回受信について講演(岡山県、栃木県等)

・各種企業セミナーにおいて講演(東京都内)

・通信指令シンポジウムにおいて大規模災害時における通信指令の課題(経験談)について講演

■退職後

・2022(R04)年度

 胆江・一関地区国保協議会保健活動部会研修会(災害エスノグラフィー研修)

 東北大学病院 災害医療救護通信専門研修(ワイドスターⅡ、演習)

・2023(R05)年度

 岩手県内消防職員有志対象 無線通信研修会講師

 平泉町保健センター介護予防サポーター講座(防災単元)講師

 東北大学病院 宮城県医療救護活動従事者研修会講師(ワイドスターⅡ、V-SAT

 金ケ崎町防災セミナー講師〔岩手県地域防災サポーターとして〕

・2024(R06)年度

 令和6年度 総務省消防庁地域防災力活性化事業 岩手県平泉町担当

​ 平泉町第2区 防災資機材調達に係る個別相談

 金ケ崎町永栄2区農事実行組合 防災研修会講師 〔岩手県地域防災サポーターとして〕

 平泉町第13区ふれあいサロン 防災講話​

 北上市立北上北中学校 避難所運営ゲーム及び防災講話〔岩手県地域防災サポーターとして〕

 平泉町立平泉中学校 防災授業(避難所運営ゲーム)〔岩手県地域防災サポーターとして〕

​ 一関市健康こども部健康づくり課 令和6年度一関市在宅難病患者等支援研修会 講師

・2025(R07)年度

 令和7年度 総務省消防庁地域防災力活性化事業 岩手県平泉町担当(前年度から継続)

  →訓練参加自主防災会役員対象 事前研修 講師

  →役場職員対象 事前研修 講師

  →自主防災会避難所運営訓練 コントローラー

 令和7年度 総務省消防庁地域防災力活性化事業 岩手県金ケ崎町担当(令和7年度新規)

 金ケ崎町中央生涯教育センター 地域づくり支援員研修 講師〔岩手県地域防災サポーターとして〕

 金ケ崎町中央生涯教育センター 自治会長研修研修先選定に係る事前相談

 北上市立北上北中学校 避難所運営ゲーム及び防災講話〔岩手県地域防災サポーターとして〕

 ​​第5回秋田県南地域ブロック通信指令担当者意見交換会 講演講師

​ 金ケ崎町 自主防研修会講師(全3回)

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